那覇

浦添城跡とは|ゆいレールで行ける歴史的スポットは展望台からの眺望も抜群

沖縄県那覇市の浦添城跡(浦添大公園)について紹介しています。展望台からの素晴らしい眺望や敷地内の遺跡の歴史的な意味、また駐車場の有無や見学にかかる料金について説明していますので浦添城跡に行く予定がある人は参考にして下さい。

浦添城跡ってどんな所?

浦添城跡『浦添城跡』は、浦添大公園内の歴史学習ゾーンにあたるエリアで、12世紀から15世紀にかけて琉球王国の王族が居城したといわれる浦添城の城跡をはじめ、『浦添ようどれ』と呼ばれる王族の墓や、ディーグガマと呼ばれる御嶽、沖縄学の父・伊波普猷の眠る霊園などが点在する場所です。小高い丘の上からの眺望も素晴らしく、歴史を学びつつのんびりと散歩するのに最適なスポットです。

浦添城跡の見どころ

展望台

浦添城跡浦添城跡は小高い丘にあり、その頂上からは浦添市とその向こうに広がる那覇の海までも見渡すことができる展望台となっています。石畳道の坂を歩いて上ったらここで休憩するのも良いでしょう。周辺には「殿(トゥン)」「ディーグガマ」「ワカリジー」といった古い時代の遺物もあります。

浦添ようどれ

浦添城跡浦添ようどれは、13世紀に造られたとされる琉球王国の墓で、向かって右の西室が英祖王陵と伝えられています。また1620年に改修され、向かって左の東室に尚寧王とその一族が葬られました。なお西室は浦添グスク・ようどれ館にて実物大で再現されています。

伊波普猷の墓

浦添城跡沖縄県那覇市出身の民俗学、言語学者の伊波普猷の墓。伊波普猷は沖縄学の父とも呼ばれ、かの柳田國男の沖縄研究にも少なからぬ影響を及ぼしました。彼の最後の著書というべき『沖縄歴史物語』(1947 年)の結びには次のような記述があります。

ただ地球上で帝国主義が終りを告げる時、沖縄人は「にが世」から解放されて、「あま世」を楽しみ十分にその個性を生かして、世界の文化に貢献することが出来る、との一言を附記して筆を擱く。

この一文からは伊波の沖縄への愛情が滲み出ており、そのような所が今も沖縄学の父として愛され続けている所以なのかもしれません。

赤い屋根

赤い屋根浦添グスク・ようどれ館側から入ってすぐの所にある「赤い屋根」は夫婦が営むこぢんまりとした喫茶店。パスタやサンドウィッチ、各種飲み物などがとってもお得な値段で提供されています。浦添城跡や浦添大公園を一巡りしたあとはここで休憩してみてはいかがでしょうか。

浦添城跡へのアクセス/駐車場の情報

基本情報

名称 浦添城跡
ジャンル 遺跡・公園
住所 〒901-2103 沖縄県浦添市仲間2丁目53−1
電話 098-873-0700
料金 基本無料

浦添城跡のアクセス情報/駐車場情報

アクセス

ゆいレール…浦添前田駅から徒歩15分程度
バス…仲間入口バス停から徒歩10分程度

駐車場

浦添大公園南エントランス側、ようどれ館側、それぞれに駐車場があります。浦添城跡の利用客は駐車場を無料で利用できます。

地図