沖縄県那覇市首里金城町にある世界遺産/国宝・国指定史跡「玉陵」について紹介しています。玉陵の見どころや、歴史的経緯、観光する際にかかる所要時間、内部の様子などについて知りたい方、また駐車場の有無などのアクセス情報について知りたい人は参考にしてください。
『玉陵』の読み方
『玉陵』と書いて「たまうどぅん(TAMA-U-DUN)」と読みます。御殿(うどぅん)は、琉球国王の親族たる王子・按司の身分にある者が住む邸宅を意味しています。
玉陵ってどんなところ?
玉陵は、かつて沖縄の地で栄えた琉球王国の尚真王が1501年に築いた陵墓で、世界遺産/国宝・国指定史跡に認定されいます。
現在、玉陵は一般公開されており、石造りの建造物や併設された御番所を見学できるほか、資料展示室で陵墓の概要や琉球王国の歴史を学ぶことができます。古い沖縄の歴史に興味がある人にはおすすめのスポットです。
資料展示室をどれだけじっくり見るかにもよりますが、敷地面積はそれほど広くないため一通り巡るのにかかる所要時間は15~30分程度を見込めば問題ないでしょう。
玉陵の見どころ
玉陵 墓室
門をくぐると、東室・中室・西室の3区画に分かれたお墓が並びます。これらのお墓には歴代の王や王妃ら40人がねむります。長い年月を経て経年劣化した石造りの建造物からは、歴史の重みを感じることができるでしょう。
建造物の上にたつユニークな姿をしたシーサー(子どもの獅子を愛撫する雌獅子と玉紐をくわえて玉と遊ぶ雄獅子)が訪問者を出迎えてくれます。
資料展示室
資料展示室は、古い沖縄の歴史に興味を持つ人にとってはとても興味深い場所となるでしょう。特に展示物のひとつである「厨子(ジーシ/遺骨を納めた蔵骨器)」は非常にユニークなデザインで、琉球文化の芸術性の高さを垣間見ることができます。またこのほかに玉陵の内部がわかる模型やパネルなども見ることができます。
玉陵の基本情報と駐車場情報
基本情報
名称 | 玉陵 |
ジャンル | 観光施設 |
住所 | 沖縄県那覇市首里金城町1丁目3 |
電話番号 | 098-885-2861 |
料金情報 | 大人:300円/小人:150円 |
営業時間 | 通年:9:00~18:00(17:30) |
定休日 | 無休 |
アクセス(電車) | 市内線1番・17番、市外線46番 首里城公園入り口バス停下車 徒歩約5分 |
アクセス(バス) | ゆいレール首里駅より徒歩約15分 |
駐車場 | なし |
駐車場
玉陵には専用駐車場は併設されていません。徒歩で訪れることをおすすめします。なお近場には無人の有料駐車場もあります。