加賀百万石の栄華を感じる古都金沢観光めぐり - tabico

加賀百万石の栄華を感じる古都金沢観光めぐり

金沢観光に訪れたら楽しみたいのが散策めぐり。古都と呼ばれるほど歴史と文化の趣を残した金沢の城下町は、兼六園をはじめとした人気観光スポットから、加賀の風情たっぷりの長町武家屋敷まで訪れたくなるスポットが点在。そんな数ある観光スポットから散策に最適な6つのスポットをご紹介。

2247 view更新日:2015年01月07日 情報提供:tabico編集部

金沢はかつて加賀百万石の栄華を誇った加賀藩の中心地。今もなお江戸情緒あふれる街並みや建築物が数多く残り、金沢の魅力をより一層と引き立てています。
兼六園金沢城をはじめ、美しい色彩美を今に残す前田家の奥方御殿の成巽閣や格式を重んじた当時の様式を見ることができる武家屋敷跡野村家、加賀友禅や金箔といった加賀の伝統工芸をじっくりと見ることできる資料館など、加賀の文化を通して日本の美しさに触れてみませんか?

兼六園

水戸の偕楽園(かいらくえん)、岡山の後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つで、金沢観光の定番スポットとなっています。東京ドーム2.2倍の広さで様々な時代の庭園手法をを駆使してつくられた庭です。池、築山、御亭や茶屋と庭をゆっくりと遊覧し、日本庭園の美しさを思う存分堪能できます。
兼六園を語る上で欠かせないのは、景観の代名詞『六勝』。
『六勝』とは、中国は宋の時代の「洛陽名園記」にある「宏大(こうだい)」「幽邃(ゆうすい)」「人力(じんりょく)」「蒼古(そうこ)」「水泉(すいせん)」「眺望(ちょうぼう)」という兼ねる事が難しい6つの勝れた景観の要素のことで、この要素がすべて兼ね備えた名園という理由から兼六園という名称がついています。
また、美しさだけではなく、作庭は神仙思想に基づいています。蓬莱島と唐崎松は亀と鶴に見立て長寿と繁栄を、七福神山は七福神に見立てた自然石を配置するなど、歴代藩主が抱いた繁栄の願いを投影しています。

兼六園は夜もおすすめ。
四季にあわせたライトアップは、趣きある庭園を幻想的な空間へと変化させます。
春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪化粧と、四季折々のライトアップが開催されています。

成巽閣

加賀藩前田家の奥方御殿として1863年に建てられました。大名屋敷の代表として国の重要文化財に指定されており、部屋ごとに違う色壁や小鳥の絵が描かれたオランダ渡りのギヤマ、部屋ごとに違う表情をする庭園など、当時の栄華を肌で感じることができるポイントが多数存在します。

中でもオススメは2つ。

1つは庭園です。庭の美しさもすばらしいですが、よく見てほしいのが庭を楽しむために工夫された縁側で、柱がほとんどなく、部屋の中からでもゆっくりと庭を眺められる構造になっています。これは「桔木(はねぎ)」という平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて作られた工夫で、テコの原理を利用して屋根を支えています。これを利用した成巽閣「つくしの縁」は、長さ20mの縁側で、視覚を邪魔されることなく美しい庭を屋内から見学することができます。

もう一つは、群青の間です。部屋の天井には、当時は非常に高価だった(群青の色を出す顔料は金より高かったとか!)群青色が使われており、その美しさに圧倒されます。この部屋の色は、北陸新幹線のイメージに採用されたということで、金沢に来たら、ぜひ一度ご覧ください。

石川県伝統産業工芸館

加賀の栄華を語る上で欠かせないのは伝統工芸です。
石川県には国・県指定の伝統的工芸品が36業種あり、それをすべて見ることができるのが、ここ石川県伝統産業工芸館です。

加賀友禅や金箔、漆、焼き物など、主要工芸品の制作工程と併せて展示しています。
月替わりの企画展では「使う」をテーマに工芸の「今」を幅広く紹介すると ともに、展示と連動した出展作家によるワークショップや、土・日・祝日の伝統工芸士による実演・体験、各種スクールなど充実したプログラムを提供しています。また、一般の方が仏壇づくりに挑戦する「仏壇プロジェクト」も行っています。

ミュージアムショップではone and onlyのアイテムや企画展出展作家の作品など他では見られないラインアップを用意していますので、ぜひ工芸館HPをチェックしてお出かけ下さい。

長町武家屋敷跡

長町には、かつての藩士が住んでいた屋敷跡があり、土塀の続く町並みの中では今も生活が営まれています。石畳の小路を散策すれば、当時の雰囲気がしのばれます。冬には土壁を守る「こも」がかけられ、また違った風景を見ることができます。

そんな長町で、一般公開されている武家屋敷跡が『武家屋敷跡野村家』です。奉行職を歴任してきた加賀藩士・野村伝兵衛信貞の屋敷跡を公開しており、格式高い当時の様式を見学することができます。狩野派の山水画をほどこした襖や、総檜造りの格天井など、文化財としての評価も高い屋敷です。

庭園は2009年にミシュランの観光地格付けにて2つ星に選ばれ、過去には米国の庭園専門誌の日本庭園ランキングで第3位に選ばれるなど、その美しさは海外からも高い評価を受けています。また、石造りの階段を上ると茶室があり、眼下に庭園を眺めながらお抹茶を頂くこともできます。

尾山神社

尾山神社は、明治6年に利家公の功績を不朽に伝えようと創建された加賀藩祖前田利家公と正室のお松の方を祀る神社です。
江戸から明治という大きな時代の変化の中で、立派な社殿を造営できたのは、利家公を敬慕し、仁政に浴した士民が、忠誠と感謝のまごころを捧げてきた結果といわれています。

明治8年に建てられた神門は、和漢洋折衷の3層式で、明治初期に建てられた数少ない擬洋風建築遺構の1つです。兼六園と共に金沢のシンボルの一つとなっています。
第三層は四面五色のギヤマン張りになっており、ギヤマンが夕日に映える時間や、日没から午後10時までの明かりが点灯する時間が見頃。最上部に設置された避雷針は日本最古のものです。

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